アダプティブドライビングビームは、自動的に配光が調整され、運転時に視認性がよくなる大変便利な機能です。
しかし、気づいたら手動ハイビームになっていて、対向車からパッシングされてしまうことがあります。たぶん無意識にライトスイッチ(ウインカー)を操作するときにレバーを奥に向けてしまったのだと思います。
一時期はアダプティブドライビングビームの機能を車両設定でオフにしていたのですが、それだと手動で切り替える必要があります。
そこで表示灯パネルの表示等を頼りにまとめてみました。図は、ガソリン残量計のすぐ左にある表示灯です。
夜になると、1番の[ライト点灯]が点灯し、ライトが点灯します。アダプティブドライビングビームの機能をオンにしていると、同時に2番の[アダプティブドライビングビーム]が点灯します。
街灯などの光がなく、対向車もいないときは、1番と2番と共に3番の[ハイビーム]が点灯します。これが誤解のもとにもなるランプです。街灯などで明るかったり、対向車がいたりすると、[ハイビーム]が点灯していても自動で配光が調整されていますが、ハイビームになっているのではないかと心配になります。そのうちランプが付いていても自動で配光が調整されているはずと、見て見ないふりをするようになります。
一方、誤って手動でハイビームにした場合は、[ハイビーム]が点灯するのは当然ですが、手動なので、[アダプティブドライビングビーム]は点灯していません。また、時速6km以下になるとアダプティブドライビングビーム機能は停止することになっているので、停止中も3番の[ハイビーム]が点灯している場合、手動ハイビームになっているということになります。
つまり1番と3番だけ点灯しているときは、手動のハイビームなので、対向車は眩しいわけです。3番の[ハイビーム]が点灯しているときは、2番の[アダプティブドライビングビーム]も点灯していることを確認する習慣をつければいいわけです。
[アダプティブドライビングビーム]が点灯していない場合は、レバーを手前に引き、パッシングをするか、ライトスイッチを一度上に回して戻すると機能します。パッシングは抵抗があるので、ライトスイッチの操作が無難ですね。
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