事故死は減少したけど、発生件数と負傷者数は過去最悪だった03年をさらに上回るペースということで、車の安全性能の過信があるんじゃないかというのは、容易に想像できます。
北海道では、4WDが増え、凍結路面でも元気よく信号スタートしていきます。そんな中、FFやFRが発進に苦心している状態で、まるで、車とバイクの加速性能が違うものが混在している状況と似ている。違うのは、バイクのように簡単にすり抜けができないことでしょう。
当然、4WDはスピードを出す傾向にありますが(全部じゃないけどよく見かける)、制動性能はあまり変わらず。アンチロックなんていうのも凍結路面ではほとんど無意味。タイヤの性能と自分のテクニックに頼るしかないのですが、4WDのようにスピードを出したら止まるわけないと思います。4WDのRV車がひっくり返っているのは、たまに見る光景で...。
高齢者は横ばいが続いているのも考えてしまいます。全体的に減少ということは、実質高齢者の死亡事故は増えていると考えてもいいのでは。お餅による死者・重体者のニュースも伝えられていますし、昨年の地震・台風でも高齢者の死者・重体者が目立ちました。
これから高齢者の割合が増えていくし、自分たちがそういう年齢になるのですから、真剣に考えないといけないなあ、と思います。街で見かけるお年寄りは、昔みたイメージより元気ですが、そんなこと言っていないで、何かあったら手を貸すようにしたいと思います。
バイクに乗っていたときから、お年寄りや子供が歩いているとスピードを緩めるようにしている。本音を言うと、自分が加害者になりたくないという気持ちがあるからだろうと思います。
ツーリング中のお年寄りエピソード その1
(本題とかなりかけ離れている)
ある日、信号のない横断歩道にお年寄りがいたので、いつものようにスピードを緩め、そのまま横断歩道の前で止まったところ、そのおばあちゃんは、横断歩道を横切るのではなく、こちらに歩いてきました。ヘルメットをかぶっていたので、シールドを上げると、「お兄ちゃん、電球ついているよ!」。昼間でもライトオンのバイクなので、ライトはついています。でも、おばあちゃんの親切心もうれしかったので、ライトを消して、「ありがとうございます」とお礼を言って、走り出しました。もちろん、走り去ったあとは、すぐにライトをつけましたが。
ついでに、お年寄りエピソード その2
札幌の中山峠で、休憩しているとき、小柄なつなぎを着た人が乗ったGSX-R1100が駐車場に入ってきました。「あんな小柄なガキでも限定解除か」って思っていたのですが、ヘルメットをとったらびっくり。かなりの年齢の方。限定解除じゃなくて、車のおまけ二輪免許ですよ。そのおじいちゃんは、毎年夏になると北海道に走りに来るそうです。確か東北の方だと記憶しています。妻や娘、そして孫の反対を押し切って、ソロツーリング。でも、退職したらああいう余生を送りたいと思ったひとときでした。
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