以前2017年に、NETGEAR GIRARE(ネットギア・ジラーレ)という非金属タイヤチェーンを購入し、装着していました。
この商品は、当時、記事に書いた通り、とにかくうるさく不快。路面状態が最悪状態でなくなるたびにすぐに外していました。すごく面倒くさい。
そこで、昨年SNOW GORILLA FERMARE(スノーゴリラ・フェルマーレ)というのを購入しました。ジラーレは、2017年から2022年までの5シーズン使ったことになります。
今回、この商品を選んだ理由は、ゴムチェーン部分の切れ目が少ないので、少しはスムーズなのではないかという予想でした。レビューが頼りになりません。実際に購入してみて、その予想は的中。もちろん装着していないときと比べれば、騒音はありますが、ジラーレとは大きな違いです。使用制限速度は50km/hなので、だいたいそのくらいで走りますが、不快さはほぼありません。
ビビリ音は多少発生することがありますが、ジラーレのような壊れそうな感覚はありません。
ジラーレの写真がこんな感じで、3分の1くらいが隙間になっています。この段差が騒音の原因。横一直線上の端の部分が、遠心力で浮いた状態で、路面に当たるのでしょう。取り付けも動画で見るよりも大変。裏側のロックをするのが結構大変。取り付けは時間がかかります。
一方、フェルマーレの写真はこんな感じ。隙間はあまりありません。実際この隙間の段差を感じることはありません。凍結路面や乾燥路面だと、スパイクピンがゴーとうるさいだけです。
大雪が降ったときに、札幌市内の幹線道路は、割とすぐに除雪をしてくれます。タイヤチェーンが必要と感じることはほぼありません。スタッドレスタイヤで十分です。問題は、脇道なんです。圧雪していない雪がぐしゃぐしゃとしているところを進むのは困難な時があり、スタックした経験も何度かありました。スタックしている車もよく見かけます。このチェーンは、スノーヘルパーをタイヤに巻いているというイメージです。これがなかなか強力で、深くやわらない雪面もスムーズに進むことができるのです。そんな状況なので、凍結路面以外では、実はスパイクピンは必要とは感じません。
装着は、ジラーレよりも簡単。結局裏側のロックをするのが大変なのですが、割と簡単に裏側に寄せることができるので、あとは手前側も手で引っ張れば、表側のロックもすぐです。最後にゴムの輪を止めるのが、旧方式に見えなくもないのですが、簡単に取り付けるための治具も付属しているので、ジラーレの独自のロック機構よりも実は楽でした。
また、多少アンバランスになっても、少し走ると遠心力でバランスよくなってくれます。自宅周辺の1区画を1周しただけで、タイヤチェーンのズレが直ります。この自己調整機能みたいな現象は、魔法のように感じるほどです。
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