マニュアル車に乗っている時は、ギアとエンジンの回転数で、ある程度一定速度で走ることができるのですが、オートマ車だとなかなか一定速度で走るのが難しいです。気づけばスピードが出ていたり、逆に低速になっていたりします。特にCVTはスムーズなので、その傾向が高くなります。
もちろんメーターを見ることになるのですが、遠くの風景と近くのメーターとの遠近が違うものを交互に見るのは、年齢とともに辛くなってきます。しかも視線が縦方向の動き。
以前からHUD(ヘッドアップディスプレイ)は気になっていました。フロントガラスに速度情報が表示されれば、便利になるのだろうか、と。スマホのHUDアプリを試してみたこともありますが、そうするとマップが使えなくなります。GPSの速度表示はタイムラグもあり、使い勝手はいまいち。
車に搭載しているOBDを使ったものを物色。ネット情報は、あまりなく、日本国内では一般的ではないようです。YouTubeでも海外(英語)のレビューばかり。
今回購入したものは、2,999円とOBDでは最も価格が安いもの。高いものは数万円もするようですが、そこまでの機能は不要。速度が表示されればいいので、これにしました。説明書は英語と中国語。海外の個人YouTube動画で、「意味不明の英語だけど...」と英語で語りながらも試用している動画があり、その程度の説明書なのではないかと思います。
設定は、車種をハイブリッドにしただけで、他はデフォルト。速度調整もデフォルトの108のままで、メーターとほぼ同じ値を表示していました。設定する時は、当然ですが、鏡状に映しておこなわないといけないので注意。
映り込みは、良好。明るさは自動調整するので、昼間でも夜間でも問題なし。フロントガラスに二重に映るというレビューも見かけますが、置く場所によって変わるようで、全く気にならないです。
どこに表示させるかは、個人の好みがあるでしょうが、私は、視界に入る範囲の左下。前方を走る車のバンパー左あたりにしてみました。常に速度が目に入るので、非常に便利。
私が乗っている車は、ホンダCR-Zですが、エンジンがかかるまでブラックアウト。一旦エンジンがかかれば、アイドリングストップしても表示しています。最初に電圧が表示され、最後にエンジンを切ったときに走行距離が表示されます。この辺りも便利です。
視線の移動箇所が減るということは、安全にもつながります。速度超過や気付けば低速運転になっていたというオートマ車特有の現象から開放されました。これで3000円とはずいぶん安い買い物です。
使い方
接続の仕方
ステップ1 エンジンを停止し、OBDコードをOBDポートに差し込みます。
ステップ2 エンジンをスタートします。
ステップ3 OBDコードの反対側をHUD本体に差し込みます。
ノーマルモード
スクロールダウン:表示変更(速度・水温・電圧)
スクロールアップ:速度超過アラームの設定(60 80 100 120)
長押し:設定モード
設定モード
スクロールダウン:上へ
スクロールアップ:下へ
押す:保存
長押し:設定モード終了
設定モードの内容
長押しすると設定モードになりますが、最初にバージョンが表示されます。その後にスクロールして設定項目を切り替えます。
1.キロメール表示かマイル表示か(1-2):デフォルト1 キロメートル
2.輸送手段(0-11):デフォルト0 オート
3.車の種類(1-2):デフォルト1 1:ノーマル 2:ハイブリッド
4.速度の調整(80-120):デフォルト108
5.水温警告アラーム(90-130):デフォルト110
6.明るさ(0-7):デフォルト0 0-オート 1暗い-7明るい
電源オフ時
エンジンを切ると、走行距離が表示されます。ただし、ディスプレイの最大値が199なので、それ以上走った場合は、計測し直されます。例えば、250km走った場合、250-199=51と表示されます。
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