古文の読み方

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図書カード:国語音韻の変遷

「けふ」は「きょう」、「てふてふ」は「ちょうちょう」と読む、と古文の時間に習いました。
でも、日本語の読み方をさかのぼると、そのまま文字の通りに発音していたらしい。
そして、「お」と「を」や「い」と「ゐ」なども区別して発音していたとか、濁音で始まる単語はなく、現在の濁音で始まる単語は、外来語(中国語を含む)か単語が変化したもの。いろいろためになる知識が詰まっています。

また、もともと日本語の母音の数は今より多く、長い時間を経て単純化したものや、逆に外来語のために促音や拗音が加わってきたなどのことも書かれていました。

こういう変化は、他の外国語にも当てはまり、隣の韓国でも難しい発音の違いを区別できない若者が増えているといいます。そういえば、濁音で始まる単語がないというのは、奈良以前の日本語と同じということになりますね。挟まれた清音が濁音に変化するのも同じです。やはりルーツは同じなのかとも思いました。

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