2014年9月アーカイブ

登別の地獄谷。10分程度の散策路の中で、たくさんの噴気孔や間欠泉も見ることができて、とても興味深いところです。

実物に勝るものはない。海に落ちる夕日、どこまでも続く山並み。写真ではその感覚は伝わらない。動画にしても同じこと。確かに写真よりは臨場感はプラスされる。それでも何か足りない。

ディスプレイの発色なのか。そうではなさそう。ディスプレイの大きさか。もちろん大きいに越したことはないが、それでも違う。平面的だからか。今の3Dが進化すれば、リアルさが増すかもしれない。これはそんな時代になってみないとわからないかもしれないが、たぶん違うだろう(もちろん面白そうだけど)。

旅行をしてきたときに見た景色を写真に撮って、家に帰って見てみると、自分がそこにいた時の空気感のようなものを思い出しながら、そこにいたときのことを思い出そうとする。海に落ちる夕日を見ながら、海からの冷たい風が顔や体に触れる感覚。波が押し寄せる音。山並みを見ながら、ふんわり包み込む太陽の光や鳥のさえずり。

ガイドブックやネットで調べた後に、写真や動画で見た後、その場に行きたくなるのは、その場の空気を味わいたいのだと思う。どんな景色が広がっているのか、写真と実物の違いがあることを知っているからこそ、実物を求めて旅行に出かけるのではないか。

ネットの普及と進化で、家にいながら動画を見たり、ストリートビューで周辺を確認することができるようになった。20年ほど前は、小さな写真と簡易的な説明で、場所を想像していた。自分のイメージしたものと現実の違いも楽しみの一つだったかもしれない。

また、旅行の楽しみは移動も含まれる。日常から離れる解放感は、旅行先に向かう中で、家から離れるほどに高まっていく。流れる景色を感じながら、移動していること自体も楽しんでいると思う。どこでもドアができたらこの楽しみはなくなってしまうだろう。

食はどうなのだろう。現地でしか食べられないものというのがある。それを楽しみに旅行の計画を立てることがある。いや、目的地よりも優先して計画を立てているかもしれない。でも、これは実は見かけ上の目的なのではないか。食べに行くということを口実に旅に出て行くだけではないか。

旅行に行く理由は、人によってさまざま。そもそも旅行自体を好まない人もいる。ネットで眺めるだけで行った気分になって、満足してしまう人もいる。そう考えると、旅行に行きたくなる理由は、もっと違うところにあるのかもしれない。

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