JAFの思い出

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最初に四輪車を購入したときにJAFに加入。まあ、安心料としては安いものだという程度だったのですが、一度だけJAFにお世話になったことがあります。

1994年5月、松前の桜を見に行ったときのこと。桜を見て、戻り、エンジンをかけた。車は普通に走り出したのですが、10mほど進んでいきなりエンジンストール。再度セルを回しても、エンジンは動かず。

ガソリンも入っているわけだし、できることといったら、プラグ点検。でも、異常なし。近くの整備工場やガソリンスタンドを探したのですが、桜のシーズンは、街ぐるみで花見。


そこで、JAFに電話をすることに。でもJAFのほうでも近くの提携整備工場と連絡が取れず、函館から車を送るということになりました。しかし、今すぐ出ても3時間はかかるとのこと。確かに松前と函館はそのくらいの距離。北海道って広いんだなあと痛切。

3時間は、街を散歩したり、郊外にある松前温泉へ行ったりと、これをチャンスにゆっくり過ごしたのでした。

3時間後、JAFが到着。一通りチェックをしたのですが、原因不明。日も暮れそうな時間になり、先ほどの整備工場と連絡を取れたようで、そこにあずけることに。

「さて、このあとどうするか?」って考えたのですが、「函館に戻るのですが、乗っていきますか?」と声をかけていただき、乗せてもらうことにしました。

函館まで3時間。乗り心地の悪い車に揺られ、制限速度で走ります。日が暮れた海沿いの田舎道は、真っ暗。ただ、話しているうちにJAFの方はマックユーザーとのこと。当時マックについては雑誌でほんの基礎知識しかなかったのですが、コンピュータの話題を中心にずっと会話していました。車好きとマックって関連性は低そう。とても意外な感じでした。旅先でいろんな人と出会いましたが、コンピュータの話題ってしないですもね。そうこうしている間にあっという間に函館の街並みに。

函館駅の前で下ろしてもらい、時刻を調べました。札幌行きの最終電車には間に合う時間だったのですが、せっかくなので、函館で一泊し、次の日にゆっくりと札幌へ帰ったのでした。特急料金で、サウナ付きカプセルホテルに泊まれるじゃないかって発想です。

週の途中で、松前から修理完了の連絡があり、次の土曜日に向かうことに。土曜日は、午前中の仕事を終わらせた後、特急で函館へ。そこからが大変で、木古内まではJRがあるのですが、木古内から松前まではバス。1時間バスに揺られ、再び松前を訪れる。整備工場で車を受け取り、札幌へ向かう。故障の原因は、ガソリンを送るポンプが詰まったとのこと。きっとこの交換部品は札幌から送られたものなのでしょうね。

ひたすら札幌に向かい走り続けたのですが、さすがに長万部あたりで真夜中。車中泊をし、札幌へ戻ったわけです。

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