珍走団と二輪離れ

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昭和30年代、高嶺の花だった単車を購入できる家庭の子が単車を購入し、爆音で乗り回していたのが、「カミナリ族」。高度成長期の落とし子とよばれる。
その後、昭和40年代のモータリゼーションの波に乗り、急速に自動車や二輪車が増え、若者もより手軽に単車に乗ることができるようになった。そこで登場したのが「サーキット族」。もちろんサーキットに行くわけではない。そして昭和47年に「暴走族」という言葉がマスコミで使われるようになる。

昭和50年代以降には、道交法の改正や警察の取り締まり強化で暴走族は減少。加えて、平成に入り、景気の影響や若者の二輪離れ。楽なものに流れる現象は、二輪より四輪、MT(マニュアル車)よりAT(オートマ車)、スポーツ性より実用性へ。
暴走族で使われるバイクもCB系やGS系だったものが、今ではスクーターも人気があるらしい。

最近は、暴走族のことを「珍走団」というとのこと。「暴走族」という響きがかっこいいということもあって、呼び名から替えてしまおうということらしい。「珍走団」を略して「珍」ともいい、「珍呼運動」という。2チャンネルから始まった言葉。

暴走族を珍走団とお呼び

北海道独特のものとして、「徒歩暴走族」というのが存在する。特攻服を着ているがバイクは所有しておらず、繁華街に出没し、迷惑行為をする。暴走行為をしていないので、憲法の集会の自由との絡みで、取り締まりが難しいとも聞く。
積雪のある北海道ならではいわれるが、ここでも二輪離れがあるのだろうか。

それらの流れとは別に、遠く北海道に来て、広い大地を思う存分走り回るライダーを「ミツバチ族」という。全く違う流れだが、一般の人から見れば、うるさければ暴走族と同じと見られることもある。特攻服と皮のつなぎという大きな服装の違いや目的の違いがあるのだが。こちらも二輪離れが進んでいるのか、最近はめっきり減っている。「ミツバチ族」という言葉自体死語になりつつある。

逆に最近の現象として、30代の人たちが、若いときに実現できなかった夢を実現するためにスポーツカーやビッグバイクを買ったり、元暴走族で社会復帰できなかった人たちが再び昔のバイクで暴走行為をする人たちもいるそうである。どちらもおおざっぱにいえば「中年暴走族」ということになるだろうか。「旧車会」という言葉もまじめに古い車を愛するグループと元暴走族のグループがあるようだ。後者は、「珍走団」から派生し、「珍古会」という愛称がついている。

暴走族がダサいという認識が広がれば(本人たちが自覚すれば)、自然消滅するだろうが、一部の若者の行き場のない屈折した感情は、別の手段で吐き出されるのでしょうね。

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